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本と人生 7

  • os2429
  • 5月30日
  • 読了時間: 2分

愛知県生まれ・育ち・在住の文系ITエンジニア。趣味は小説を書くことです。ギリギリでいつも生きていたいわけではないのですが、移動はいつも小走り、新幹線に飛び込み乗車、飛行機の最後の搭乗者として呼び出される人生のまま、三十路が見えてきました。こんな大人もいます。


あなたは人生、勝ちたいですか?……この問いかけに頷く人、ピンとこない人、嫌悪感を抱く人、いろいろいるでしょう。その全員に勧められる本、それがこのエッセイ集です。元・博打打ちで麻雀小説の神様でもある小説家が1984年に出したこの本。時代を経て色褪せるどころか、「ガチャ」「タイパ」というワードが飛び交う今の時代を生き抜くためのヒントが詰まっています。とはいえ、これは決して「こうすれば

大丈夫」という「ハウツー」を教えてくれるものではありません。自分の周りの世界を認識して、自分の生き方の「フォーム」や「セオリー」を作ること。それが本の中で繰り返し、かんたんな言葉で書かれていることです。この中のエッセイひとつでもいいです。目を通したら、学業でも、バイトでも、趣味でも、(オススメはしませんが)合法の範囲での賭け事でも……何でもいいので、何かを通じて「自分で自分の人生に責任を取る」ということについて考え続けてほしいです。人間は考える葦である。本はその葦が根付く土壌だと思っています。なるべく深く良い土壌に、根を張ってください。世間という風に流されてしまわないように。


 
 
 

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