last updated 2024.10.27.
Photo by よっしーさん
KURIBAYASHI Azusa
Ph.D.
皇學館大学 文学部 コミュニケーション学科 助教
Department of Communication,
Faculty of Letters,
Kogakkan University,
Ise City, Mie Prefecture, Japan
Email: a-kuribayashi〔at〕kogakkan-u.ac.jp
About me
This is the personal homepage of Azusa KURIBAYASHI, a researcher, specialising in human geography. My current research explores spatial and social phenomena and problems related to education, learning, migration, mobility, housing and home.
人文地理学を専門とする大学教員です。
地理的移動や社会移動の空間との関係を大きな研究課題として、移動、都市、教育、住まいを対象に地理学の立場から各現象や問題にアプローチしています。
Research topics
人口移動研究
人口移動の中でも、地方圏の高等学校卒業者による高等教育機関への進学移動の変化と地域差について関心があります。そして、それらの実態と要因について基礎的な研究をしています。直近では、高校生の進路の変化と人口の残留・流出傾向の関係性について分析しています。また人口の残留・流出といった人口地理学的な観点からのみならず、教育機会の地域間格差を念頭においた教育の地理学的な観点からの考察も試みています。
住宅市場の動態と居住地域構造の変化
京都府や東京都を対象として、特に学生向けの住宅市場の動態について研究しています。修士研究では、大都市圏郊外における大学の立地と撤退からみた住宅市場の動態を調査し、先行研究が提示したモデルの妥当性を論じました。現在は、修士研究を発展させ、大学の「都心回帰」にともなう都心部と郊外の住宅市場の変化を相互的に分析しています。またそれが学生の居住地選択や学生生活に与える影響について、居住地域構造や社会地図研究の知見も拠り所として分析・考察を進めています。
都市に暮らす人々の生活世界
親元を離れ、都市でのライフチャンスを求めようとする者が、どのようにして多様な人や物との関係の中で、経済的・心理的な負担を乗り越えようとするのかに関心があります。現在は、学生の離家や学生生活を経済的・心理的に支えることを目的とした特定の住まいに着目し、その可能性と課題について調査しています。特に学生の生活史を重視しながら、「教育空間」(educational space)や「ホーム」(home)をキー概念として考察を進めています。
News
⚫︎ 東京地学協会主催の地学クラブにて「令和5年度の調査・研究助成」の研究成果について講演いたします.博士課程における研究生活をご支援いただいた東京地学協会関係者の皆様に改めて心より感謝申し上げます.
令和6年12月6日 地学会館(東京都千代田区二番町12-2) 15:30〜
2024.10.27.
⚫︎経済地理学会中部支部例会にて発表いたします(令和6年12月14日)。貴重な機会をご提案いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
仮題:大学「都心回帰」時代の東京23区における学生居住地の変化とその背景
2024.10.6.